深夜出航、目覚めれば魚の楽園 ~遠征釣行~


🧭 目次

  1. 深夜出航、目覚めれば魚の楽園 ~遠征釣行~
  2. 集合は深夜2時、南伊豆・手石港
  3. 2:30出船、4時間の航海はキャビンで仮眠
  4. 6:30、利根島沖でジギング開始
  5. 初ヒットはナガタチカマス!筆者初魚種に興奮
  6. 酔いの波、過去の悪夢がよぎる
  7. 他の乗船者も苦戦、少しずつ魚が上がり始める
  8. 4時間経過後、南国系の魚が登場
  9. 釣果は控えめも、非日常感たっぷりの海上体験
  10. 帰路も4時間、キャビンで熟睡
  11. 珍しい魚を観察・捌く楽しみも
  12. 遠征釣行の魅力とは?
  13. まとめ:次こそキハダを狙って
  14. ▼こんな人におすすめ

深夜出航、目覚めれば魚の楽園 ~遠征釣行~

キハダマグロや大型カンパチ、さらにこの時期は運が良ければクロマグロまで狙える──そんな夢のような遠征釣行に出かけてきました。
今回は南伊豆・手石港から出船し、目指すは利根島~新島沖合のディープエリア。片道4時間の船旅をキャビンで寝て過ごし、到着後すぐに本気のジギング勝負に挑みます。

この記事では、遠征釣りの魅力とリアルな体験をお届けします。


集合は深夜2時、南伊豆・手石港

集合時間はAM2:00
到着した手石港は真っ暗で、風の音と港に揺れる船の音だけが静かに響いていました。すでに準備を整えていた常連の方々に混じり、私も荷物を積み込みます。

船酔い対策は早めに

遠征釣行の鉄則のひとつは、船酔い対策
過去に2万円を払って6時間吐き続け、釣果ゼロで帰港した苦い経験がある私は、今回は万全の対策としてアネロン(酔い止め)を乗船前に服用。本気で挑む準備は整いました。


2:30出船、4時間の航海はキャビンで仮眠

2:30、出船。
波は穏やかで、移動中はキャビンに横になって休むことができました。遠征釣行ではこの仮眠時間の確保が非常に重要。身体を休めておくことで、朝からしっかりと釣りに集中できます。


6:30、利根島沖でジギング開始

目を覚ましたのは朝6時過ぎ。船はすでに利根島沖に到着しており、ちょうど夜が明けたタイミング。空がうっすらと明るくなり、海がきらきらと輝き始めたところで、ジギングスタートです。

潮は緩く、表層の期待薄

この日の潮は約0.5ノットとかなり緩い状態。
表層にマグロの反応は見られなかったため、200gのジグを使って水深100m付近をワンピッチジャークで攻めていきます。

1時間ほどアタリはなかったものの、ようやくヒット!


初ヒットはナガタチカマス!筆者初魚種に興奮

引きは強くないものの、重量感のあるファイト。
上がってきたのはナガタチカマス(約90cm)
見た目は沖サワラに似ており、細長い体に独特の光沢。しかも筆者にとって初めての魚種ということで、嬉しさもひとしお。

魚を締めてクーラーに入れてひと安心……と思いきや、突然の船酔い発生


酔いの波、過去の悪夢がよぎる

酔い止めを飲んでいたにもかかわらず、気づけば吐き気が襲ってきました。
すぐにデッキに出て、遠くの水平線を10分間見つめることでなんとか回復。

「あの悪夢のような遠征をもう繰り返したくない」
その強い思いが、このときの回復を助けてくれたのかもしれません。


他の乗船者も苦戦、少しずつ魚が上がり始める

この日は全体的に渋く、他の乗船者も苦戦気味。それでも、

  • 大型の真鯛
  • 太刀魚(ドラゴン級)
  • メダイ
  • チカメキントキ

といった魚がポツポツと上がり始めました。

筆者もその後、メダイとサバを追加
深場の魚らしく、どれも強い引きを楽しめる個体ばかりです。


4時間経過後、南国系の魚が登場

潮が少し変わり始めたタイミングで、

  • ハチビキ(赤みが美しい深場の高級魚)
  • オナガダイ(白身が絶品)

といった南国系の魚が登場
どれもなかなかお目にかかれない魚種で、まさに遠征ならではの釣果です。


釣果は控えめも、非日常感たっぷりの海上体験

最終的な釣果は以下の通り:

  • ナガタチカマス(初魚種、約90cm)
  • メダイ
  • サバ
  • 船内で太刀魚、真鯛、ハチビキ、オナガダイなど

爆釣とは言えない結果でしたが、未知の魚との出会いと、圧倒的な自然の中での体験が何よりの収穫でした。


帰路も4時間、キャビンで熟睡

釣りを終えてキャビンに戻ると、身体は疲労感でいっぱい。
しかし、船の揺れに身を任せて横になった途端に眠りに落ち、次に目が覚めた時には港まであと1時間の場所でした。

遠征釣行でキャビンがあるありがたみを、改めて実感します。


珍しい魚を観察・捌く楽しみも

帰宅後の楽しみのひとつが、釣った魚を捌くこと

  • ナガタチカマス:ウロコがなく、身と皮の間に斜めに骨が無数に入っているという構造。調理には少し工夫が必要ですが、白身は上品な味わい。
  • メダイ:粘膜がぬるぬるで、手袋必須。でも、刺身にするととろけるような美味しさ。

釣りの余韻を、料理を通してさらに味わえるのも遠征釣行の醍醐味です。


遠征釣行の魅力とは?

  • 移動中にキャビンで休める快適さ
  • 普段の釣行では出会えない珍しい魚たち
  • 日常から離れた海の中の冒険感

たとえ大物が釣れなかったとしても、「また行きたい」と思わせてくれるのが遠征釣行です。


まとめ:次こそキハダを狙って

今回の遠征は、「釣果よりも体験に満足した一日」でした。
しかし、狙いはまだ果たせていません。次回こそはキハダマグロや大型カンパチとの真剣勝負を果たすべく、準備を進めていこうと思います。

深夜出航、目覚めれば魚の楽園──。
この言葉に惹かれたあなたも、ぜひ一度体験してみてください。


▼こんな人におすすめ

  • 初めての遠征釣行を検討している方
  • キハダやカンパチを本気で狙ってみたい方
  • キャビン付きの船で快適に釣りたい方
  • 珍しい魚種に出会いたい方

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